他院でのインプラント治療が「失敗した」

「オールオン4（6）」や「インプラント治療」を受ければ、その後は一生問題なく使えると考えている方がいらっしゃいますが、これは非常に危険な誤解です。

確かに、適切な治療が行われ、定期的なメンテナンスを怠らなければ、オールオン4やインプラントは長期にわたって優れた機能を発揮します。しかし、医院の技術的な問題や患者さん自身のケアが不十分な場合、予期せぬ不具合が発生することもあります。

以下に、特に注意すべき不具合とそのリスクについて説明します。不具合を放置すると、症状が悪化し、やがて全身の健康に影響を及ぼすことさえあります。何か異常を感じたら、信頼できる歯科医院に早めに相談することが重要です。

インプラントが「外れた」場合

インプラントが治療後に外れてしまう（脱離）ことには、さまざまな原因がありますが、それらは大きく「医院の問題」と「患者さんの問題」の2つに分類できます。それぞれの原因を理解し、適切な対処法を知ることが重要です。ここでは、その詳細についてご説明します。

医院側の問題

●初期治療が十分にされていない
歯周病が十分に治療されていないと、インプラント周囲の組織が弱くなり、その結果、インプラントが安定しないことがあります。

●インプラントの埋入や補綴が適切ではない
インプラントの位置や角度が適切でない場合、骨としっかり結合せず、安定性に欠ける可能性があります。

●咬合調整が不十分
噛み合わせの調整が不十分だと、インプラントに過度な力がかかり、脱離のリスクが高まります。

患者さん側の問題

●自宅でのケアが不十分
インプラント周囲の清掃が不十分の場合、炎症や感染が起こりやすくなります。そのため、インプラントの安定性が失われる可能性があります。

●クリニックでのメンテナンスが不十分
歯科医院での定期的なメンテナンスを受けていないと、トラブルの早期発見が難しくなります。そのため、結果として問題が悪化することがあります。

●喫煙や飲酒などの生活習慣
喫煙は血流を悪化させ、インプラント周囲の骨に悪影響を及ぼすことがあり、飲酒もまたインプラントの結合を阻害する可能性があります。

●健康状態の問題
糖尿病、心臓病、骨粗鬆症、重度の歯周病などの持病があると、インプラントがしっかり定着せず、脱離しやすくなる可能性があります。

インプラントが外れた場合の対処法

インプラントが外れてしまった際には、速やかに歯科医院に相談することが重要です。再治療が必要とりますが、まず確認すべきなのはインプラントが外れた原因です。原因は、医院側や患者さん側の双方にあることが多く、特に医院側の問題として「担当医の技術不足」が関与しているケースも少なくありません。再治療を行う際には、確かな技術と経験を持つ歯科医院を選ぶことが非常に大切です。

さらに、患者さん側の問題についても、医院が適切な情報を提供し、日常的なケアが習慣化されるようサポートすることで改善が可能です。治療後のメンテナンス指導やサポートが充実している歯科医院で再治療を受けることをおすすめします。

「噛み合わせ」が不適切な場合

噛み合わせに違和感を感じている場合、中長期的に深刻な問題へとつながる可能性があります。なぜなら、噛み合わせが適切でないということは、口全体に「不調和」が生じている状態を意味し、その結果として特定の歯に過度な負担がかかり、最終的にはその歯が損傷するリスクが高まるからです。

噛み合わせに違和感がある場合の対処法

噛み合わせに違和感を感じたら、放置せずに早めに歯科医院でのチェックを受け、必要に応じて調整を行うことが大切です。

治療後すぐに違和感がある場合は、噛み合わせの調整が不十分だったことが考えられます。また、時間が経ってから違和感が現れた場合は、治療後に別の問題が発生した可能性があります。どちらの状況でも、早めの対処が重要ですので、歯科医院への相談をおすすめします。

「見た目」が悪くなった場合

治療後に見た目が変わり始め、次第にその変化が目立ってくることがあります。こうした変化は、単に外見の問題にとどまらず、噛む機能にも悪影響を及ぼす可能性があります。

特に「インプラント周囲炎」と呼ばれる炎症が起こることが多く、最悪の場合、インプラントが抜け落ちてしまうリスクもあります。

見た目の悪化の原因

インプラント治療後に見た目が悪化してくる原因はさまざまです。例えば、次のような症状は見た目の問題に加えてインプラントの状態にも関わってくるため、注意が必要です。

●歯茎の腫れや、出血がある場合
「インプラント周囲炎」の可能性が考えられます。そのままの状態にしておくと、インプラントが抜け落ちてしまうリスクがあります。

●インプラントのネジ部分が露出している場合
歯茎が大きく下がってしまっている可能性が考えられます。インプラントがしっかり固定されていない可能性が高く、早急に対応する必要があります。

また、見た目の変化が噛み合わせにも影響することがあります。噛み合わせが変化し、特定の歯に負担がかかるようになると、インプラントが破損するリスクがあります。

見た目の変化に気づいたら

見た目の変化やインプラントに不具合を感じたら、早めに歯科医院に相談し、適切な対応を受けることが大切です。これらの問題を放置すると、インプラントの状態がさらに悪化し、最終的には抜け落ちてしまう恐れがあります。信頼できる歯科医院での早期対策が、お口の健康を維持するために不可欠です。

当院では、他院で行われたインプラント治療のリカバリーも対応しています。治療を受けた医院に相談しづらいことや気になる点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

当院のインプラント／オールオン４はすべて院長のDr.高村が担当します。高村米国インディアナ大学歯学部ジャパンインプラントプラクティスの指導医をはじめ、インプラントに関するさまざまな資格を取得してきています。また、これまでインプラント治療を約11,000症例以上行い、さまざまな症例に対応してきた実績もあります。

メディア出演多数

院長の高村はテレビ出演、出版書籍、受賞歴も多数あります。歯学博士で、インプラント指導医/認定医でも あります。

他院からの「難症例」受け入れ

他院では対応できない難症例や、リカバリーが必要な症例の受け入れ先になっています。

「大学病院と同等」のオペ体制

インプラント専用のオペ室やインプラント専門のチームを作り、日々研鑽を積んでいます。

インプラント「専門家」／Dr高村

経歴

	北海道医療大学歯学部 卒業
	日本大学歯学部大学院歯学研究科歯学専攻博士課程 卒業
	北海道医療大学付属病院第一口腔外科勤務

資格・所属学会・団体

• 歯学博士（口腔癌専攻）
• インディア大学歯学部 客員教授
• インディアナ大学歯学部ジャパンインプラントプラクティス 指導医
• インディアナ大学歯学部日本歯科矯正プログラム 認定医
• 北京大学医学部 名誉教授
• インディアナ大学医学部解剖学 認定医
• インディアナ大学医学部麻酔 認定医

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「睡眠無痛治療」は無料

当院では、オペ時の痛みや不安を軽減するために「睡眠無痛治療」も行っています。静脈内鎮静法とも呼ばれる治療法で、鎮静剤を点滴で投与し、半分眠ったようなウトウトとした状態で治療を受けていただくことができます。治療後に少し休めばそのままお帰りいただけます。ただし車やバイクなどの運転はお控えください。その他にも「筋肉内鎮静法」「全身麻酔」にも対応しています。

筋肉内鎮静法

筋肉内鎮静法は、肩の筋肉や口内の粘膜に「ドルミカム」と呼ばれる鎮静剤を少量注射することでリラックスした状態で治療を受けられます。使用する鎮静剤の量が少ないため、身体への負担が比較的軽く、静脈内鎮静法と同様に、全身麻酔と比べてリスクが低いのが特徴です。

全身麻酔

全身麻酔は全身の痛みや意識を完全に消失させる方法です。手術に伴う恐怖や不安を感じることなく治療を受けることができ、長時間の手術でも苦痛を感じることはありません。ただし、全身麻酔中は意識や感覚が完全に失われ、自発呼吸も不可能になるため、人工呼吸器が装着され、より厳密な全身管理が必要とされます。

安心の「10年保証」

当院ではインプラントの保証期間を設けています。

• フィクスチャー：10年
  インプラント体の部分の保証です。
• 上部構造：5年
  歯の被せ物の保証です。

当院では、All-on-4やインプラント治療に関するご相談を無料で承っております。治療に関する疑問や不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。また、他の医療機関での診断にご不安がある方にはセカンドオピニオンにも対応しております。当院はすべての診察室が「個室」となっており、プライバシーが守られた環境で、周りの目を気にせずに安心してご相談いただけます。

詳細はこちらから。