オールオン4(All-on-4)で
もう一度、噛める喜びを手にしませんか?

- 総入れ歯に問題を抱えている方
- 歯がボロボロの方
- インプラント治療を断られた方
オールオン4は、総入れ歯を使用している方、またはほとんど歯がない方に特化した革新的な治療法です。片顎に4本のインプラントを埋め込み、その上に人工歯を装着します。手術当日に見た目と噛む機能を回復することができます。
オールオン4のメリットについて、詳しくご紹介します。
オールオン4の最大の特徴は、治療を受けたその日に「噛める歯」が手に入ることです。通常、歯を失った場合の治療法では、治療から数週間~数ヶ月、歯をいれるための期間が必要で、治療当日に噛むことはできません。
特に「しっかり噛めない」「噛むと痛い」「限られた食事しか選べない」といった長年の悩みを抱えていた方にとって、治療当日からしっかりと噛むことができるのは大きなメリットです。
もう1つのオールオン4の大きな特徴は、片顎に4本のインプラントを用いて歯の部分(上部構造)を支えることです。この「本数」が大きなポイントであり、通常のインプラント治療と大きく異なります。
通常のインプラント治療では、失った歯の本数に応じてその分のインプラントを埋入する必要があります。このため、治療には複数回の手術、長い治療期間、高額な治療費がかかることが一般的です。また、何度も手術を受けることによる精神的および肉体的な負担も大きくなります。
一方、オールオン4では、治療は「1回の手術」で完了します。さらに、4本のインプラントで済むため、治療期間や治療費を大幅に抑えることが可能です。これにより、患者さんにとっての負担を最小限にし、効率的かつ経済的な治療を実現します。
以下は片顎全てを治療する場合のオールオン4と、通常のインプラント治療の比較です。
通常のインプラント ![]() | オールオン4 ![]() | |
---|---|---|
埋入本数 | 14本 | 4本~6本 |
治療期間 | 数年 | 3ヶ月~6ヶ月 |
歯がない期間 | あり | なし |
手術回数 | 複数回 | 1回だけ |
ボロボロの歯を治療する際には、インプラント、矯正、歯周外科、審美セラミック治療など、多岐にわたる治療法を組み合わせた「総合治療」が必要になることがあります。これにより、治療費が非常に高額になり、治療期間も数年を要することが一般的です。
一方、オールオン4は、片顎に4本のインプラントを埋入し、その上に人工歯を装着することで、複雑な治療工程をシンプルにします。これにより、従来の総合治療と比べて、治療費を大幅に抑えることができます。
オールオン4は、多くのメリットのある治療法ですが、その他の治療法と同様に、デメリットやリスクも存在します。
従来の治療法と比較しても、以下の点を考慮する必要があります。
オールオン4は、歯が完全に失われた状態に適応される治療法です。そのため、もし残っている歯がある場合は、その歯を抜歯する必要があります。この決定は患者さん自身の判断になりますが、抜歯を希望されない場合はオールオン4は適用できず、他の治療法を提案させていただくことになります。
オールオン4に限ったことではありませんが、担当医の経験や技術力が治療結果に大きな影響を与えることがあります。特にオールオン4では、以下の2点で違いが見られることがあります。
治療後の「口元の美しさ」が担当医によって大きく変わることがあります。例えば、歯の部分に使用する素材。何を使うかによって、見た目が大きく変わることがあります。レジンを選ぶとジルコニアに比べて見た目が劣る場合があり、時間とともに変色することもあります。歯肉部分の人工物のクオリティも審美性に影響します。
治療後の耐久性にも、担当医の腕が影響することがあります。例えば、歯周病の改善をせずにオールオン4を行うと、インプラント周囲炎といった問題が発生し、最終的にはオールオン4が外れる可能性があります。また、咬合の問題により、オールオン4の装置が壊れることもあります。
オールオン4は外科処置を伴うため、以下のようなリスクがあります。
オールオン4の治療中や抜糸前に喫煙や飲酒を行うと、治療結果に悪影響を及ぼす可能性があります。喫煙は血流を妨げ、傷の治癒を遅らせることが知られています。飲酒も同様に、免疫力を低下させることで感染リスクを高める可能性があります。したがって、治療期間中は喫煙や飲酒を控えることが推奨されます。
手術後に痛みや腫れを感じることがあります。これは手術の一般的な反応であり、数日間続くことが普通です。医師から処方される痛み止めを適切に服用し、冷やすなどの対処を行うことで、痛みや腫れを軽減することができます。症状が長引いたり、悪化した場合は、速やかに担当医に相談してください。
手術後に処方される薬で、副作用が現れることがあります。例えば、眠気、吐き気、めまいなどが一般的です。これらの副作用が強く出る場合は、医師に相談し、薬の変更や調整を依頼することが必要です。また、車の運転や機械の操作を避けるなど、注意が必要な場合があります。
口腔内および顎の近くに、手術後、あざができることがあります。これは皮下出血によるもので、通常は2週間程度で自然に消える傾向があります。あざが広がったり、痛みを伴う場合は、担当医に相談することが重要です。冷やすことが効果的ですが、あまり強く冷やしすぎないよう注意してください。
オールオン4の手術では、通常当日に仮歯を装着します。しかし、骨の状態やその他の要因によっては、当日に仮歯を装着できない場合もあります。この場合、仮歯の装着が遅れることがありますが、最終的には適切なタイミングで装着されます。担当医とよく相談し、スケジュールの調整を行うことが大切です。
最初にレントゲン撮影を行い、その後、患者さんのお悩みをお伺いします。撮影結果とお話を踏まえた上で、最適な治療法や費用、治療期間についてご説明いたします。
お口の中を詳しくチェックするとともに、レントゲンやCT画像から得られた情報を基に、骨の状態も確認していきます。
患者さんのご希望を伺い、精密検査の結果をもとに治療計画を立てていきます。その治療計画が選ばれた理由についても、患者さんが納得できるようしっかりとご説明し、ご理解と同意をいただいた上で、治療を進めていきます。
治療は静脈内鎮静法(睡眠無痛治療)をはじめ、患者さんに最適な麻酔法を用いて行いますので、治療中に痛みや恐怖を感じることはありませんのでご安心ください。その日のうちに仮歯まで装着いたします。
インプラント体が骨としっかり結合したことを確認後、最終的な人工歯を装着します。
骨が足りないと言われた場合でも、オールオン4やオールオン6が可能なケースがあります。どちらの治療法も、少ないインプラントで全体の歯を支えるため、特に骨の少ない部分を避けてインプラントを配置することができます。
また、骨造成などの補助治療を行うことで、さらに治療の成功率を高めることが可能です。
歯が残っていますが、オールオン4(6)はできますか?
歯が残っている場合でも、オールオン4やオールオン6の治療は可能です。その場合、すべての歯を抜く必要がありますが、その日のうちに仮歯を装着し、見た目や機能をすぐに回復させることができます。
具体的な適応については、歯科医師による検査と診断を受けて、最適な治療計画を立てることが大切です。
上下顎のオールオン4(6)治療を一度に行うことは難しいですか?
上下顎のオールオン4(6)治療を一度に行うことは可能ですが、患者さんの全身の健康状態や手術の難易度によって慎重な判断が求められます。
上下顎を同時に治療することで、全体の治療期間が短縮され、噛み合わせの調整も一度に行えるメリットがあります。ただし、手術時間が長くなるため、体力や健康状態が重要な要素となります。具体的には、歯科医師と相談し、リスクとメリットを考慮した上で決定することが大切です。
オールオン4(6)の治療費用の相場はどのくらいですか?
オールオン4(6)の治療費用は、一般的に1顎あたり200万円から400万円程度が相場とされています。この費用には、インプラントの埋入、仮歯の装着、最終的な人工歯の作製・装着が含まれますが、医院や地域によって価格は異なることがあります。また、骨造成が必要な場合や使用する素材によっても費用が変動します。正確な費用は、診断後に歯科医師と相談の上、確認することをお勧めします。
遠方なのですが、治療を受けることは可能ですか?
遠方からの患者さんでもオールオン4(6)の治療を受けることは可能です。当院では、宿泊プランをご用意しています。
虎ノ門、六本木、銀座、新橋、愛宕といった近隣には多数の宿泊施設があり、手術当日の夜に限り、宿泊費(食事付き)を当院が負担いたしますので、ご希望の方はご相談ください。
当院のインプラント/オールオン4はすべて院長のDr.高村が担当します。高村米国インディアナ大学歯学部ジャパンインプラントプラクティスの指導医をはじめ、インプラントに関するさまざまな資格を取得してきています。また、これまでインプラント治療を約11,000症例以上行い、さまざまな症例に対応してきた実績もあります。
院長の高村はテレビ出演、出版書籍、受賞歴も多数あります。歯学博士で、インプラント指導医/認定医でも あります。
他院では対応できない難症例や、リカバリーが必要な症例の受け入れ先になっています。
インプラント専用のオペ室やインプラント専門のチームを作り、日々研鑽を積んでいます。
北海道医療大学歯学部 卒業 | |
日本大学歯学部大学院歯学研究科歯学専攻博士課程 卒業 | |
北海道医療大学付属病院第一口腔外科勤務 | |
当院では、オペ時の痛みや不安を軽減するために「睡眠無痛治療」も行っています。静脈内鎮静法とも呼ばれる治療法で、鎮静剤を点滴で投与し、半分眠ったようなウトウトとした状態で治療を受けていただくことができます。治療後に少し休めばそのままお帰りいただけます。ただし車やバイクなどの運転はお控えください。その他にも「筋肉内鎮静法」「全身麻酔」にも対応しています。
筋肉内鎮静法は、肩の筋肉や口内の粘膜に「ドルミカム」と呼ばれる鎮静剤を少量注射することでリラックスした状態で治療を受けられます。使用する鎮静剤の量が少ないため、身体への負担が比較的軽く、静脈内鎮静法と同様に、全身麻酔と比べてリスクが低いのが特徴です。
全身麻酔は全身の痛みや意識を完全に消失させる方法です。手術に伴う恐怖や不安を感じることなく治療を受けることができ、長時間の手術でも苦痛を感じることはありません。ただし、全身麻酔中は意識や感覚が完全に失われ、自発呼吸も不可能になるため、人工呼吸器が装着され、より厳密な全身管理が必要とされます。
当院ではインプラントの保証期間を設けています。
当院では、All-on-4やインプラント治療に関するご相談を無料で承っております。治療に関する疑問や不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。また、他の医療機関での診断にご不安がある方にはセカンドオピニオンにも対応しております。当院はすべての診察室が「個室」となっており、プライバシーが守られた環境で、周りの目を気にせずに安心してご相談いただけます。
詳細はこちらから。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。